男子大学生のくすんだ生活

でれくさんがキラキラしてない日々を綴る

【保存版】英語の名詞の複数形の例外をまとめてみた

 

 

塾講師(小さい塾です)のアルバイトをしているのですが、そこで中学生を指導してて気になったので。

 

 

英語の名詞の複数形の例外って、どのようなものがあるんだろう

 

 

英語の名詞を複数形にするときって、「s」をつけますよね。

あとは「es」をつけるタイプとか、「f」を「ve」に変えて「s」をつけるタイプとか。

そのあたりはだいたい中学校や高校の教科書に載ってるんですが、英語にはとんでもない例外が多く存在します。

 

 

この記事を書く前に、複数形をたくさん紹介したWebページがないかと検索をしてみましたが、2017年10月時点ではこのページが最も多くの例外を掲載したページになりそうです(少なくとも例外パターンの種類ではほぼ間違いなく最多)

 

 

単複同形

fish(魚)
deer(シカ)
sheep(羊)
squid(イカ)
salmon(シャケ)
aircraft(飛行機)
carp(鯉)

などなど。群れで暮らすものは単複同形になるようです。

球団の名前で広島カープだけ複数形になっていないのはこの理由によります。

 

enになるもの

man→men(男性)
woman→women(女性)
child→children(子ども)
ox→oxen(雄牛)

 

oo→ee

foot→feet(足)
tooth→teeth(歯)
goose→geese(ガチョウ)

 

ouse→ice

mouse→mice(ねずみ)
louse→lice(しらみ・寄生虫)

 

sis,xis→ses,xes

ギリシャ語由来

axis→axes(軸)
basis→bases(基礎)
crisis→crises(危機)
oasis→oases(オアシス)
analysis→analyses(分析)
thesis→theses(論文)
parenthesis→parentheses(括弧)
hypothesis→hypotheses(仮説)
synthesis→syntheses(合成)

 

on→a

ギリシャ語由来

criterion→criteria(基準)
automaton→automata(自動人形・オートマトン)
phenomenon→phenomena(現象)
mitochondrion→mitochondria(ミトコンドリア)

 

um→a

ラテン語(中性名詞)由来

bacterium→bacteria(細菌)
medium→media(媒体)
datum→data(データ)
agendum→agenda(進行表)
spectrum→spectra(スペクトル・周波数帯)
stratum→strata(地層)
auditorium→auditoria(観客席・聴衆席)
forum→fora(フォーラム)
quantum→quanta(量・量子)

 

us→i

ラテン語(男性名詞)由来

stimulus→stimuli(刺激)
octopus→octopi(タコ)
focus→foci(焦点)
nucleus→nuclei(核)
genius→genii(守り神)

 

a→ae

ラテン語(女性名詞)由来

formula→formulae(数式)
larva→larvae(幼虫)
antenna→antennae(アンテナ)

 

ma→mata

schema→schemata(図式・形・スキーマ)
stigma→stigmata(汚名)

 

*x→ices

matrix→matrices(行列)
appendix→appendices(付録)
herix→herices(螺旋)
index→indices(添字)

indexは、数学的な添字という意味ではindicesとなりますが、索引などの意味ではindexesとなるようです。

 

eau→eaux

フランス語由来

plateau→plateaux(高原)
bureau→bureaux(部局)

ちなみに発音はsをつけた場合と同じで「ズ」です

 

未知の領域?

genus→genera(属)
corpus→corpora(コーパス・言語資料)
anecdote→anecdota(童話)
brother→brethren((宗教的な意味での)兄弟)
kibbutz→kibbutzim(集団施設)

最後のkibbutzimはヘブライ語由来であるとか。

 

 

以上、辞書やインターネット検索、自らの知識を集結させました。

 

わかる方はわかると思いますが、古英語や外国語由来のものが多くを占めています。学術的な単語が多いのは、それらが外国語由来である場合が多いことに起因します。

 

調べてみると上の単語の他にもたくさん学術用語が出てきましたが、挙げているとキリがないのと日常生活で使う見込みがないのを理由に割愛しました。

 

でも学術っぽくて語尾が上にあるようなものならだいたい上のルールに則って変化します。

 

 

最後に結構重要なことを2つ言います

1.同じ英単語でも使う意味によって複数形が変わることがある

brother(兄弟)は通常の意味なら皆さんご存知の通りbrothersとなります。上にも書いていますがindexesとindicesも使う意味での区別があります。他にもそんな単語があるので注意です。

 

2.アメリカ人でも間違える

日本人が日本語を誤用することがあるように、難しい複数形になると英語話者でも知らなかったりします。知らなくてもsやesをつければ複数の意味が伝わってしまいますからね。いずれ全ての複数形の例外が消えてしまってsやesをつけるパターンに吸い込まれていくとも言われています。mansとかfootsとか言われる日も遠くないかもしれませんね。

 

とりあえず以上で、複数形の例外の紹介を終わります。

上述のとおり、不規則に変化する単語の例はまだいっぱいあります。

例外のパターンを網羅できていないかもしれませんが、もしご存知の方や見つけた方がいらっしゃいましたらコメントで情報お寄せください・・・。