僕の大学生活は一度終わっている
*文末表現について
心情の変化については「だ・である」調
説明は「です・ます」調や体言止め
が多いですが、読みやすさ書きやすさのためにルールをときどき破ります
僕は現在大学3年生。2年前、大きな期待と少しの不安を心に抱きながら大学に入学してから1ヶ月ほど。
当時の僕の学科内での立ち位置はあまり確立しておらず、「まぁラッキーなことに友達もできたし、このまま無難に目立たず過ごして、普通に大学生活終わらせたろ」ぐらいの考えでした
グループを作ってワイワイ旅行するでもなく、学科の代表になって行事とかでみんなを引っ張るでもなく。ただただ、サボらず講義行ってノートとって、欠席したら助け合って、最後は成績に余裕を持って単位を取る。ときどきみんなでご飯いったり、ゲームやレポートのために友達の家に集まる、とかそんなことを普通にしたかったんですね
そのために必要なことって、まず、迷惑になるようなことをしないことじゃないですか
当時はそう思ったんです。ちょっとぐらいのミスは許してくれる、そんな人ばかりではないと思っていたので。
簡単に言うと「要らんことしない」
これができれば大学生活安泰じゃないだろうか
学科の2,30人が集まる食事会兼懇親会。事件はその日に起こったのです
大学近くの飲食店の1フロアを貸し切ってのパーティー。未成年がほとんどのためノンアルコールで、皆が店員から配布された少しくさい水を飲みながら前菜を待っていたそのとき
どのような経緯か、僕は腕で自分の水の入ったコップを倒してしまったのです
「ああ。」
今、僕は決してやってはいけない「要らんこと」をしてしまった
コップから溢れでたのはもはや水だけではない。大きく膨らんだ大学生活への夢と希望が、机を伝い地に墜ちんとしている
それは持ち前の貧相なポケットティッシュでは到底拭いきれないほどだった
僕は大学生活の終わりを覚悟した
そのとき、スッと近くに座っていた友人が拭くもの(ハンカチかな?もう忘れちゃった)を手渡してくれた、というかそれで僕の夢と希望を掬い上げてくれたのです
とりあえずの難は逃れ、友人に感謝。その後の食事や宴会ゲームも無事に楽しむことができました
しかし、大学生活最初の食事会で粗相をした僕の、その時点での粗相確率は100%
毎食水をこぼすマンと共に大学生活を送るのは僕もさすがに抵抗をおぼえる
あれから2年、不思議なことに水をこぼすことも大きな迷惑をかけることもなかったからか、勉学や遊興を共にする仲間に恵まれている。終わったはずの大学生活は平然と続いていて、コップから流れ出たはずの夢も大方無事であった
もう、こんな僕を許してくれる学科の皆に素直に感謝するばかりなのです
次回予告
学科の危機を無事に乗り越えたワイ!しかし次なるコミュニティ、アルバイトの研修でまたしてもやらかす!
次回、僕のバイト生活も一度終わっている
初記事投稿、ここまで読んでくれた皆様ありがとうございました!コメント、星、はたまた現実で本人に文句言うでも何でも、リアクションをいただければバイト生活についても書けるとおもいますので、どうかこれからもよろしくお願いいたしますm(_ _)m